婚活でプロフィールと会話が違うとき、どう聞く?
待ち合わせの前に読んだプロフィールには「結婚後は一緒に暮らしたい」。ところが会って話すと、相手は「しばらくは別々の住まいがいい」と言います。婚活でプロフィールと会話が違うとき、どう聞けばよいのでしょう。気持ちが変わったのか、言葉の意味が違うのか。その場ではまだ分かりません。
プロフィールと会話が違うとき、何を確かめる?
まず、書かれた内容と今聞いた内容を、そのまま並べて確かめることから始められます。「嘘だったの?」と理由を決める前に、いつ書いた希望で、今は何を考えているのかを聞く。説明があっても自分にとって大切な条件なら、納得を急ぐ必要はありません。
プロフィールは出会いの入口にもなります。国立社会保障・人口問題研究所が2025年6月に行い、2026年9月に公表した第17回出生動向基本調査では、夫婦調査でアプリ等を通じて知り合った夫婦が前回調査より増えました。対象は妻が55歳未満の夫婦で、現在婚活している人のプロフィールの正確さを調べたものではありません。条件の確認が会話の中心になりすぎると、結婚後の暮らしをどう考えるか聞く時間が薄くならないか。これは統計の結論ではなく、この記事の問いです。
たとえば、初めて会った日の帰り際。住まいの話になり、少し間を置いてこんなやりとりをしたとします。
私「プロフィールでは、一緒に暮らしたいと書いてありましたよね。今は別々がいいというのは、希望が変わったのでしょうか」
相手「書いた頃はそう思っていました。今は仕事の都合があって、すぐには動けそうになくて」
私「そうだったんですね。『しばらく』というのは、今は期限を決められないという意味ですか」
相手「はい。まだ見通しはありません」
私「私は一緒に暮らすことを大切にしたいので、そこは少し考える時間がほしいです」
相手「分かりました。今の希望は、プロフィールにも書き直します」

理由を聞いた後も、自分の希望を残す
対話型組織開発の研究者BusheとMarshakは、組織の変化を考える際、決まった説明だけでなく対話の中で意味を探る視点を示しています。原典の序章を婚活へ移すなら、「同居」の意味を互いの生活に引き寄せて聞く、という程度の類推です。二人に同じ効果があると実証された方法ではありません。
家族療法の研究者Tommは、質問には前提や意図が含まれ、問い方によって会話の向きが変わり得ると整理しました。1988年の論文は治療場面の枠組みです。相手を診断するためではなく、「いつから考えが変わった?」のように今の文脈を聞く手がかりとして、限定して借ります。
結婚後の意見の違いも、言葉にすれば必ず解けるわけではありません。米国の夫婦を長く追った研究では、対立時の行動のあり方とその後の離婚に関連が見られました。ただし、婚活中のプロフィールの食い違いが離婚につながると示した研究ではありません。違いを聞いたうえで、自分には何が欠かせないかを考える余地を残したいものです。
プロフィールと今の言葉が違ったら、理由を一度確かめ、答えを持ち帰ってもかまいません。
今日からできること: 気になる記載を一つ選び、「これは今も同じ希望ですか」と聞く言葉をメモしてみる。
今日のあなたへの問い: 相手の説明を聞いた後、あなたが自分のために確かめておきたいことは何ですか?
対話や関係性を考えるヒントを、メールマガジンでもお届けしています。よろしければご登録ください。
どんな関係も、対話から
Comments ()