婚活で次の予定がなかなか決まらないとき、どう話す?

開いた手帳の予定を二人の手が一緒に指し示すイラスト

週末に会う話は出たのに、日程がなかなか決まらない。自分は早めに予定を入れたいけれど、相手は直前まで決めたくなさそう。婚活で次の予定が決まらないとき、「会う気がないのかな」と考えてしまうこともあります。

ただ、予定の決め方だけで気持ちは読み切れません。仕事や家の用事が見えない人も、空いた日に動きたい人もいます。聞きたいのは返事の速さより、二人が無理なく約束できる形です。

「いつ決める?」の前に、困っていることを伝える

たとえば、次に会う話をした数日後、メッセージでは話が進まない二人が、帰り道で少し立ち止まった場面です。片方は言い出すまで間を置きます。

A「来週末のこと、まだ決まっていないから少し気になっていて」

B「ごめん。仕事の予定が木曜まで分からないんだ」

A「そうなんだね。私はほかの予定もあるから、会えるかどうかだけ先に知れると助かる」

B「会いたい気持ちはあるよ。木曜の夜に決めるのでも大丈夫?」

A「木曜なら待てそう。難しそうなら、その時点で別の日を考えたいな」

B「うん。木曜に連絡するね。予定が変わりそうなら、その前にも伝える」

夕方の帰り道で、手帳とスマートフォンを手に次の予定を相談する二人のイラスト

ここで決まったのは、毎回木曜に会うという規則ではありません。「まだ決められない」理由と、待つ側がいつまでなら待てるかを言葉にしたことです。もし木曜でも決まらなければ、約束の仕方をもう一度相談してもよいでしょう。

予定の話を、相手の評価で終わらせない

条件やプロフィールは、相手を知る入口になります。一方で、連絡や予定の違いを「合う・合わない」の判定だけで片づけると、その人がどんな日々を送っているかを聞く機会を逃すかもしれません。日本の第17回出生動向基本調査は、2025年に独身者と夫婦を対象に結婚や生活について尋ねています。ただし、婚活中の予定の決め方や、その後の関係を調べた資料ではありません。

組織での対話を扱う対話型組織開発の原典は、人々が会話を通して出来事の意味をつくることに注目します。これは親密な関係への類推ですが、「返事が遅い=関心がない」という一つの意味に固定せず、相手の事情を確かめる視点にはなります。

家族療法の研究者Tommは、質問には異なる前提と意図が含まれると整理しました。治療の方法を日常会話に当てはめるのではなく、「どうして決めてくれないの?」と責める前に「いつなら予定が見えそう?」と聞けるかを考える参考です。

結婚後も、生活の予定をめぐる意見の違いが続くことはあり得ます。米国の夫婦を追った対立時の行動と離婚に関する研究では、初期の対立行動のパターンが後の離婚と関連しました。日本の婚活や予定決めを直接調べた結果ではなく、予定を早く決めない人が離婚しやすいという意味でもありません。小さな違いをどう話せるかを、二人で見ていくための手がかりにとどめたいところです。

次の予定が決まらないときは、相手の気持ちを推測する前に、自分が困る時点を伝えてみる。今日からできることは、「いつごろなら予定が分かりそう?」と一言たずねることです。

今日のあなたへの問い: あなたが予定を決めるとき、相手と分け合いたい安心は何でしょうか。

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あいだのことば編集部

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